ICE 景色が見れない展望席

ICE3, ICE-Tに展望席がある事は有名だが、
某専門誌、某旅行関連サイトなどには、あたかも展望席に行けば展望を楽しめるかのように書かれている事が多い。だが、それは間違いだ。
(ICEでは前面展望できると言ったな。あれはウソだ…!)
正しくは、「運が良ければ前面展望できるかもしれない」である。

皆さんの夢をぶち壊すようで大変恐縮だが、論より証拠。
以下の画像を見ていただきたい。

ICE-T展望スモーク.jpg
ICE-T

ICE3展望スモーク1.jpg
ICE3

仕切りが液晶のスマートガラスになっていることは有名だが、
混んでいる便ほど、スモーク状態にされている場合が多い。
(ICE-Tの方が、スモークが強くかかっているように見えるのは仕様なのだろうか...)


以下のサイトに、ある運転士のコメントがある。
乗客が仕切りをノックして「座席17番ってどこ?」などど、しょうもない質問をすることがあるようだが、
「そんなことに答える時間の余裕は無いことを乗客は知らないのか。」とあきれている。
スモークにしてしまえば、ノックされる事も無いようだ。

運転士
「ただ前をぼーっと見ているのではない。色々やる事がある。だから運転に集中したい」

http://www.brandeins.de/archiv/2012/nichtstun/technik-ist-gut-kontrolle-besser/

上記のリンクにICEの運転についてディープに書いてあるので、適当に翻訳して読むなりしていただければと思う。Sifa、AFB、LZBなどTrain Simulator(Dovetail Games)で遊ばれている方にはお馴染みの用語も出てくる。
(そのままドイツ語が読めたらどれだけラクか... 英語が分かる方は英語に訳すと、8-9割方理解できる。日本語だと崩壊する。)

ICEの展望席を狙っている方は、スモークをかける運転士がいるという事実を念頭に置いていただきたい。

ただ、全ての運転士がスモークをかけているわけではないのでご安心を。
運転士によっては、スモークをかけない場合もある。

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ICE3 1等の展望席
フランクフルト空港からフライブルクへ向かう際に乗車したICE103。 
筆者はこの時、ICE3初乗車だったため、車内を散策していた。
2等チケットを持っていたが、マンハイムを過ぎたらガラガラだったので散歩がてら撮影。
展望席に入る際のドアが押しボタン式だったが、開かないのでそばにいた車掌さんがこじ開けてくれた(笑)

運転士は悠々とコーヒーを飲みながら運転している。
こういう労働環境を見てから日本に帰ってくると、鬱でしかない(苦笑)

上記の例は、珍しいと思われる。
しかし前が見えなくてもガッカリしないでほしい。
後ろであれば後ろの展望は出来る。

この展望席は、1等2等関わらずサイレントゾーン
いっそ開き直って、大きめな「個室」だと思えば良い。
併結の場合の連結面であっても、前面がスモークがかかっていても、
「個室」だと割り切れば、居心地は良いと思う。



ICE3夜間展望1.jpgICE3夜間展望2.jpg
以下、夜間の展望席に乗車した際の画像。
暗めだが、肉眼の見え方に近くなるよう調整した。
本当に居心地が良かった。

ICE3は、特に2等は個室が少ないので、後ろ向きでも連結面でもスモークでも、
展望席という名の「個室」に行く価値は十分あると思う。


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