ドイツ統一交通計画 VDE8 ベルリン-ミュンヘンが4時間に

VDE ドイツ統一交通計画

VDEとは Verkehrsprojekt Deutsche Einheitの省略で、ドイツ統一交通計画のことである。
このVDEは9つあり、このエアフルト〜ハレ/ライプツィヒの高速線はその8つ目の計画のひとつで、VDE 8.2と言われる。

そもそもVDEは1990年10月に提唱されたもので、1991年より連邦政府が、東西南北の交通網の改善を目指し、この計画が発足された。高速鉄道網の「ギャップ」を埋め、貨物輸送も速達化する。この鉄道網の発展により、最先端の交通輸送技術を導入する可能性を広げようとしている。
ソース:http://www.vde8.de/---_site.project..ls_dir._likecms.html

VDE 8 どこを通る?

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さて、VDE 8の最終目的は、ベルリン〜ミュンヘンを4時間で結ぶことである。
( ちなみに現在は約6時間 )
VDE8は、以下の3つに分けられる。

VDE8.1 ニュルンベルクーエアフルト (Nürnberg-Erfurt)  
VDE8.2 エアフルト- ライプツィヒ/ハレ (Erfurt-Leipzig/Halle)
VDE8.3 ライプチヒ/ハレ- ベルリン  (Leipzig/Halle- Berlin)

8.3は2006年に開業、そして今回開業したのが8.2ということである。
8.1は2017年に開業予定である。

8.1はチューリンゲンの森を経由し、これが完成すれば、東部から南部の移動が最大で1時間40分も短縮される見込みである。今回開業した8.2は、フランクフルト-ドレスデンの所要時間が30分短縮される。8.3は、ベルリンーライプツィヒの所要時間は、1時間ほどに半減されている。

今回完成したVDE8.2により、エアフルト、ライプツィヒ、ハレが各都市方面への乗換駅として機能する事になる。
例えば、フランクフルト-ドレスデンを走る列車に乗り、エアフルトでミュンヘン-ベルリンを走る列車に乗り換える。 これは一例なので、もちろん他の例もあり得る。

貨物列車と共存?
この高速線に、貨物列車も走る。高速走行する旅客列車と、勾配に弱い貨物列車が一緒に走れるよう設計してある。しかし速度が明らかに違うが、20kmごとに待避線を設けることで共存を可能にしている。旅客列車が過密な場合は、必要に応じてニュルンベルクかライプツィヒ周辺に貨物列車を逃がす事も出来る。


シチリアからスカンディナビアまで繋げる計画(TEN)

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将来的にシチリア島のパレルモ(palermo)からベルリンを経てストックホルム(Stockholm)まで繋げるTENというプロジェクトがあり、VDE8はその一部分となる。
これはすなわち、「国境をなくす」ということであり、機関車の付け替えやそれに要する時間をなくすことができる。これでドイツ国内のみならず、欧州間の移動がより早く快適になるということである。
機関車の付け替えを楽しみにしている客車列車ファンにとっては寂しいかもしれないが。





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